まいりふれのオリジナル読み物です。癒しや健康に関してご紹介しています。今回は「風邪対策」。風邪以外の感染症対策にも。
(書かれたときは、新型コロナウイルスなど存在していない時代の記事です。現代のほうが感染症対策に関する知識が周知されていますので、追記します)
●「風邪対策・対処法」
みなさんは風邪に対してどのような対策をとっていますか?
今回は風邪対策をお教えします。 これらの対策はもちろんインフルエンザに対しても有効です。
ウィルスは高温・多湿・清潔な所を嫌います。
インフルエンザと風邪は症状が違います。インフルエンザの疑いがある場合はすぐに病院へ行くことをオススメします。
インフルエンザと風邪の違い
インフルエンザ | 風邪 | |
---|---|---|
熱 | 高熱(38.5℃以上) | 微熱 |
発症 | 急激 | 徐々 |
筋肉痛・関節痛 | 強い | 弱い |
さむけ | 強い | 弱い |
咳 | 強い | 弱い |
まれにインフルエンザでも微熱や症状が弱く出ることもあります。
また、インフルエンザには「型」があり、1シーズンでA型とB型両方かかることもあります。
先ほどまで元気だったのに、夜になると高熱が出た場合、インフルエンザの可能性が高いでしょう。
熱がでるとすぐに病院に行きたくなりますが、インフルエンザの検査は発症後24時間以上たたないと正しい判定が出ませんので、1日たってから検査をしましょう。
【追記】新型コロナウイルスの場合、インフルエンザや風邪に似た症状が出ます。発熱している場合は、すぐに病院に行かずに、電話で相談して下さい。
インフルエンザと風邪の予防法・対策
◆その1、うがい、手洗い
これは基本の対策ですね。ウィルスは手、鼻、のどなどで増殖します。
うがい、手洗いでのどや手についたウィルスを洗い落とします。
手洗いでは必ず石鹸を使うことがポイント。
ただ水で洗うだけだと、適度な湿度を与えてしまいかえって逆効果になることもあります。
洗い残しにも要注意。指の間、指先、甲、親指は忘れやすい所です。
手洗いがしにくいときは、アルコール消毒をしましょう。
うがいをするときは、殺菌効果のあるうがい薬を使うと効果的です。
◆その2、いつもより暖かい格好で寝る。
体温が高くなることで、人の免疫機能もよく働くそうです。
風邪をひいたとき、熱が出るのはこの免疫機能を高めるためです。
ぎりぎり汗をかかない程度で寝ると良いでしょう。
◆その3、ビタミンAとC&十分な水分を摂る。
食べ物やサプリメントなどでビタミンAとCを多くとるようにします。
細胞・粘膜の再生をうながし、免疫機能を高めます。
また、水分を多めにとることで、血流がよくなり、新陳代謝が活発になり全身の細胞が元気になります。
ビタミンAを多く含む食材:レバー、うなぎ、パセリ、にんじん、小松菜、春菊、ほうれん草、菜の花、大根の葉、にら、バター、牛乳
ビタミンCを多く含む食材:パセリ、苺、レモン、パパイヤ、芽キャベツ、キャベツ、大根の葉、じゃがいも、ピーマン、ブロッコリー、小松菜、ピーマン
◆その4、湿度を高める
ウィルスは湿気の多いところを嫌います。
加湿器や少し濡らした蒸しタオルを部屋に置いたり、マスクを少し湿らせてかけるとよいでしょう。
(多湿ではのどや鼻の粘膜の再生も促されます)
風邪を引いてしまったら是非ためしてみてください!
◆その5、卵を食べる
卵は栄養価が高く、風邪薬の原料になるほど、風邪に対して有効です。
体に必要なたんぱく質、細胞を元気にするレシチンを多く含みます。
特に卵の白身は風邪薬に含まれるリゾチームを多く含み、細菌の細胞壁を分解して殺し、免疫力を高めます。
風邪に玉子酒と言われるように、効き目は抜群です。
◆その6、十分な睡眠と食事
十分な睡眠と食事をしっかりとった上で、その1~5を実践することで風邪の治りがはやくなります。
風邪をひいていない方も、予防のために是非実践してみてください。
◆その7、マスクの着用
人が多くいるところでは、マスクを着用しましょう。屋外でも、人が近くにいるときはマスクをしていたほうがよいでしょう。
マスク着用時には、マスクの表面は触らないようにしましょう。表面にはウイルスがくっついている可能性があります。
また、鼻もしっかりマスクの中にいれ、マスクと顔の隙間をなくすようにしましょう。
マスクをしているときに眼鏡が曇る場合は、隙間が大きく空いている証拠なので、しっかり密着させましょう。
◆その7、こまめな換気
空気中にもウイルスは漂っています。
こまめに窓を開けて換気を心がけましょう。
時に、夏や冬はエアコンを入れているせいで換気しにくくなります。
時間を決めて定期的に窓を開けて空気を入れ替えましょう。短時間の換気の時は、エアコンは入れたままのほうが、電気代は少なくなります。
◆その8、人出が多い所へ行かない
ウイルスは人から人へ移ることが多いので、人がたくさんいるところへ行かないようにしましょう。
もし、どうしても行かないといけない場合は、マスク着用や手洗いの徹底など、対策をしっかりして行きましょう。